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足場がなくなる前に玄関の仮階段を作りました。

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次は,いよいよ家の中の仕事です。何よりも先にトイレを作りました。これで、水とガス(アウトドア用携帯ボンベ)も使えるので、泊まれるようになりました。

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5mほどの長い板を丸ノコで必要な長さに切り、ミニサンダでていねいに磨いてから、ねじで止めていきます。すべて電動工具のお陰で、きれいに仕上がります。(多少は腕も関係有るかな?)

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はじめは、音と粉塵が気になりましたが、すぐに慣れてきました。雪で、外に出られない間、私はウッディクラフトを楽しみました。

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彼岸も過ぎると,朝晩は冷えます。冬に備えて薪割りに精を出している毎日です。薪は,去年のうちに高鷲森林組合から買いました。また,近くの林の間伐材もわけてもらいました。今年は,やっと欲しかったストーブが買えるので,斧を振り上げる手にも力が入ります。

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いよいよストーブが入ります。ストーブの炉台は,御影石,壁面は,煉瓦模様の耐熱ボードで作りました。246㎏のストーブを持ち上げるのは,ユニックを使えば簡単でしたが,室内の煙突をつなげることの方が大変でした。どのストーブがいいのか何度も,ストーブ屋さんに足を運び,ネットでも調べました。メールの返事は,どんなストーブでも使っていれば愛着がわくというような文面が多かったようです。「何故ストーブを替えたのか」という忘れられないホームページ http://www.shiojiri.ne.jp/~minmin/newstb.htm と出会いました。それ以来,ウオーターフォード社のストーブに目がいくようになりました。そして,買ったのは,やはり無骨で野性的と絶賛の「ウオーターフォード社のトリニティー」でした。メラメラと恐ろしいほど燃えたり,なめるように巻き付いて燃えたり,おきとなるまでトロトロと燃えたり,いろいろな表情を見せながら,遠赤外線の暖かさは心まで温めてくれます。

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手洗い、流し、カウンター全て「いいめっけもの」でした。

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我が家のビルダーの手に掛かると見事に生き返ります。

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この写真は,6月頃庭でごちそうを食べた後のスナップです。 2000617日 我が家(名古屋)の庭にて 

2000.5.7  朝日新聞朝刊  「口笛」より
性別オス,大人。体重3㌔と少し。名前は「タヌー」。次女の晴子さんが名付けた。312日。鬼頭介弘さん(53)は,岐阜県高鷲村で,何かが道にうずくまっているのを見た。タヌキだ。足を痛め,道の脇の雪を越えられない。山の中で放そうと思い,箱に入れた。名古屋市の自宅に電話すると,妻の陽子さん(50)は「治るまで家に連れてきたら」。翌日,連れ帰った。安静にすれば治る,と介弘さんは考えていた。でも,何も食べず,けがの部位も分からない。やはり手に負えない。晴子さんが獣医を探した。すでに夜9時。20件ほど電話した。車で30分ほど走り,安田宗弘さん(46)の診察を受けたのは11時過ぎだった。検査の結果,骨盤を複雑に骨折していた。交通事故らしい。「タヌキは初めて」ながら,安田先生は熱心だった。先生の妻で高鷲村出身の清美(45)さんも,「同郷」のよしみで懸命に世話した。鬼頭さん一家もたびたび見舞った。2回の手術を終え,タヌーは,429日に退院した。問題はこのあと。野生で生きる力は,たぶんない。飼おうにも人になれない。一家は意見が分かれた。「自然の中が一番」と介弘さんが言えば,「それは殺すようなもの」と晴子さん。引き取ってくれる施設も思い当たらない。とりあえず庭の隅を囲い,タヌーの居場所を作った。しばらく回復具合を見守るつもりでいる。

その後
 45日後,かわいそうに思ってカラーを外してげると,次の日の朝は,もぬけのからだった。さっそく首輪も自分の力で外し,90㎝もある柵を乗り越えて,逃げていってしまったのだ。けがも治り体力もついた証拠だ。こで何を食べているのだろうと心配をしながらも,毎日エサを用意しておくと,1週間後には,庭に来てエサを食べるようになった。夕方になると,エサをやる食器の音を聞きつけて木の茂みまで来ては様子をうかがって食べるようになった。初めは,家の明かりが消え,庭が真っ暗になるまで用心深く待っていたタヌーも,だんだん慣れてきてこちらが見ていても食べに来るようになった。(写真)

だんだん夏が近づいてくるので,どうやって捕まえてふるさとの高鷲村に連れていったらよいか,安田先生にも相談しているうちに,パッタリとエサを食べに来なくなってしまった。
旅に出てしまった。
名古屋の暑さを乗り越えただろうか?それとも,ふるさとに無事帰っただろうか?心配は募るが探しようがなかった。 9月に入って,中日新聞に「中区でタヌキの死体」という記事が載っていた。タヌーであって欲しくない。
早く帰っておいで ・・・。

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やっと階段ができあがりました。分厚い板で、しかも柔らかい感触。ひょいひょいと上り下りできるようになりました。今までのはしごのことを思えばまさに極楽です。(経験者にしか分かりません。)床張りが終わりました。素足で歩くと、この上なく気持ちいい!初夏 室温24℃~28℃爽やかな風 が吹き抜ける昼下がり。睡魔を誘うものはビールの酔いか、デザートの満足感か。

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押し入れができ、畳が入ると、俄然,家らしくなりました。

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ベッドの台とベッドカバーは、手作りです。カントリースタイルもいいですね。

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いよいよログ材が入ってきました。カナダ産のレッドシダーです。私たちは,「レッドシダー」という木の芳香性や耐久性に惚れ込んでしまいました。14㎝×18㎝の角材は,淡褐色の切り口を見せ,男の荒々しさを感じさせます。ログ組みは大人が最低4人で4日間かかるといわれます。これだけの人数を,我が家でそろえることは不可
能なのでので,業者に任せることにしました。

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 窓や屋根工事もプロにやってもらいました。ログメーカーは「マウンテンホームズ」です。
見積もりをもらった中からおよそ10社ほどに絞りその中で一番誠意が感じられたので選びました。

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兵庫県尼崎市まで何度も通って疑問点を聞いたり建物を見せてもらったりしました。また、図面を何度も変更しましたがその度的確な助言をいただいたお陰で、私たちは夢を実現することができました。  

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鉄筋やコンパネは,家族みんなで汗を拭き拭き頑張りました。
いろいろな道具や重い機材もたくさん使いました。 

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生コンはポンプやさんが圧力をかけて流し込み,左官やさんがバイブレーターで空気を抜いていきます。基礎は五角形で高さが2m30㎝あります。3mの穴を掘って簡易浄化槽を埋設しました。  

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穴掘りは、夜中までかかって投光器で照らし
ながら頑張りました。

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 3月の雪解けとともにユンボを使ってたいらにしました。ユンボは2日間の講習で簡単
に免許がもらえるようです。5月の連休は,整地の仕上げをがんばりました。

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砕石をショベルロードでダンプカーに乗せて運びました。

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購入した時の土地の様子80坪の緩やかな傾斜地に30坪の平坦地をつけ足して購入したので,同じ高さにならすことから始めました。地元の「山明不動産」で土地を購入しました。高鷲の別荘地をいろいろ回って調べましたが傾斜も緩やかで(これはとても大事なこと)高速道路のインターから近いのに割安でした。また、ユンボやトラックをお借りして採石も運ばせてもらいました。社長さんには、いろいろと親切にお世話いただき感謝しています。 

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石垣を外したり,丸太を吊り上げて柵を作ったりするにも,ユンボは大活躍しました。

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ログハウス作りは,9月の初め,立木伐採から始まりました。レンタルのチェンソーで始めましたがなかなかうまくきれず,一日で2本倒すのが精一杯でした。気がついてみると,生木の匂いは何とも言えないいい匂いでした。

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次の週は,チェンソーも購入し切り方もうまくなりましたが、思う方向に倒れてくれず,苦労しました。3週目は,クレーンで吊り下げるときのワイヤーロープを用意し,立木を倒したい方向に引っ張りながら切っていくと,うまくいきました。15mもある大きな赤松が地響きを立てて倒れるときは緊張と興奮が交錯し圧巻です。

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ユンボを借りて,木の根を引き抜きました。「松の根は岩を砕いて生きていく」という言葉
の通り,根を下ろして60年70年という巨体を支える根茎は, 太く,堅く,四方八方に伸びて
いました。そんな生き物と格闘し,やっと抜けた瞬間は,「よし,うまくいった。」と思うので
すが,同時に「ゴメンネ。」と言う気持ちにもなりました。

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