初孫


dsc0001.jpgtapestry0001.jpg

本では「初節句」といって初めて迎える節句(女の子は3月3日)に子供の幸福や健やかな成長を祈るお祝いがあります。、母とよもぎを摘みに行って一緒に作った草餅は、ひなまつりの味でした。菱餅の代わりの草餅と桃の花を見ると、なんだか春が駆   け足でやってきそうで今でもうきうきします。私のひな人形はガラスのケースに入ったものでしたが娘たちが生まれた1973年から1978年頃は日本も大変豊かになった頃でもあり、また父もかなりゆとりもあり、立派な雛飾りを買ってくれたので、六畳の部屋がおひな様の部屋になってしまったほどでした。

そして、私は、ラスベガスの初孫MAIAのお祝いにタペストリーを作りました。大塚屋で材料を買って初めて作りました。3月に行ったら「うれしいひなまつり」の歌を歌って聞かせ、来年になったら(今年は3ヶ月なので)草餅を作ってあげたいです。

santa.JPG 

初孫Maia(舞空)は、First Cristmasを迎えました。Maiaは、12月4日産まれの女の子です。おなかがすくと、とても大きな声で泣き、手足の力も強く、私も元気をもらっています。ラスベガスでは、入院が2日(帝王切開では3日)で、産まれて1週間目と2週間目、6週間目に小児科で診察を受けます。小児科は、どこがよいのか産まれる前から、夫婦で6医院を訪ねてドクターの話を聞き待合室の様子などを見て選んで決めておきます。日本とずいぶん違いますね。

birth.jpg15分ばかり前に生まれた女の子は、母親の隣で泣きながら私たちの部屋に戻ってきた。
 産声の何と力強いことか!
「よしよし」だの「what happened?」などと応えているうちに泣き止み、白い指を口に持って行こうとしたり、顔を真っ赤にして力んでみたり、いっとき穏やかな表情に戻ったりもするがそれもつかの間、また大きな口を開け声を張り上げて泣き出す。「大丈夫だよ。丸裸で生まれてきて泣くことしかできないあなたを必ず守ってあげるから」と言わずにはおられない。 この産声によって、自分の肺を使って、私たちと同じ空気を吸って生きていけることが確かめられたのだ。
 赤ちゃんの強烈なアピールにひきかえ、今母親になったばかりの娘は、23時間もの苦痛を乗り越えた疲れか、偉業を成し遂げた感動からか、静かにその喜びに浸っているようだった。おめでとう。私の声がふるえてしまった。